AIに自動運転はできない
最近毎日のようにAIという言葉を見聞きするのだが、AIってそもそも何だ? Artificial intelligence を日本語で表すと「人工知能」ということになるらしく、夢のような未来技術といった受け取り方をされているようだが、オイラにはとてもそうは思えない。
念のために確認してみると、Artificial=機械的で良いようだが、intelligence≠知能というのはチョット違っているようだ。こちらの、ハワードガードナーという人がインテリジェンスの定義について分析解説したとされる説明の中に、「インテリジェンス(知性)とはある文化において価値を持った問題を解く、またはプロダクトを作るためにその文化的背景において活性化され、一定の方法で情報を処理する生物学的、心理学的潜在力である。」と記述されている。 これを当てはめるとArtificial intelligence=人工知性となり、現在の技術レベルでは実現不可能な領域の話であって、こんなものに自動車の運転をさせられる訳がない。一生懸命AIに関わっている皆様には大変申し訳なく感じるのだが、事故を起こすのは当たり前なのだ。知性ではないのだから…。
AIは巨大なマニュアルだ
オイラに言わせれば、AIなど単なる「巨大なマニュアル」に過ぎない。マニュアルを作ったことのある人なら理解できるはずだが、最も重要な作業は「それを使う人の反応をシミュレーションすること」だ。つまりあらゆる反応を考慮して不特定多数の人を正しい方向にに導くためのツールとしなければならない。ところがこのシミューレーションを完璧に行うことは絶対に出来ないのだ、AIには。何故ならばAIの知性の部分はそれに携わる人間に委ねられているから。
現在のAI開発の元となっている、旧来のデジタル技術っていうやつに振り回されているうちは「人工頭脳 」に到達するのは絶対に不可能だ。そしてそれを開発できる知恵はデジタル思考人間にはない、おそらくは日本人だけではないのだろうか。
その根拠を説明するのはかなり骨の折れる作業となるし、オイラの戯言と思われる方々は時間を無駄にするだけで退屈だろうからこの辺で切り上げてもらった方が良いかも知れない。
まず最初に、
AIの基礎技術は何か?
言うまでもなくベースとなっている技術はコンピューターだ。そしてそのコンピューターがどのような仕組みで成り立っているかを確認してみよう。
眠くなってきたので続きは次回