ガンという病気は旧来から直りにくい難病の代名詞のように言われている。しかも日本人の50%近くが罹患する恐ろしい病気だ。この記事はオイラがガンと診断され、どのように対応してきたかを紹介する記事です。未だに先進医療扱いの陽子線という治療方法で参考になるかも知れない内容にしていくつもりだ。
診断された肺がんはステージ3
オイラは昨年2023年の10月14日に肺がんと診断された。かかりつけの内科クリニックでCT画像にはっきりと影が出ていたのだ。その内科医には8月の末くらいから体重も減り体調が優れないことを訴え続けていたのだが、胸部レントゲン写真のみで済まされ、100%問題ないと要らぬお墨付きをもらっていた。ところがその異変を見つけてくれたのは何とさぶり整形外科に来ていた代勤医だった。体調不良を訴えたところ、胸部が異常に発熱していたためレントゲンを撮影し、胸部のガンを発見してくれた。
仕事の都合で平日は病院に行けず、14日に内科クリニックに赴いたところ明らかに異常が出ており、CTにも明確な影が映っていた。その内科医は市大病院出だったこともあるのだろうが、翌週火曜日の17日に名古屋私大病院附属中部医療センターで初診、19日に検査入院となった。23・24・27日と検査が続き、11月9日に入院する羽目になってしまった。
呼吸器内科で発見されたガンは2つ、右肺上部と心臓の近くにピンポン球くらいの影が。ステージ3で手術は不可能らしく、陽子線と抗がん剤による治療になると説明された。ただ、その陽子線治療は保険適用外の先進医療となるらしく、医療費用が288万円!!もかかり、しかもほぼ前金での支払いが原則とのこと。一瞬頭が真っ白くなった。
慌てて契約している保険を調べてみると、なんとなんと10年ほど前の更新時に先進医療特約に加入していた。2,000万円まで適用されるとのことで一安心。ヤレヤレ😌
クレジットカードで支払った際の領収書がこちら。2,683,000円となっているのは、名古屋市在住の場合は20万円の補助が出るためで、その分の支払いが少なくなっているから。
入っていた保険はメットライフ生命。通常保険会社は本人が支払った分に対して医療明細を確認後に支払われるが、この保険会社では先進医療の場合に備えて概算の先払いも取り扱っていた。だがオイラは自分で先払いし、後で保険会社に請求することとした。というのは、メットライフ生命に加えて県民共済も加入しており、こちらも数年前にダイレクトメールに記載されていた月額1,000円プラスで先進医療対応の特約に入っていたので、そちらからも保険金が支払われることになったのだ。良く言えばダブルでお得、悪く言えば二重取り(笑)。但し、オイラは70才を過ぎていたため県民共済の方は上限があり、総計で150万円ほどしか支払われない制度だった。残念!
オイラの入っていた県民共済は月額5,000円だったが、共済と言うだけあって年に1回払い戻しが15,000円ほどあるので年額換算で45,000円ほどで済んだ。70才未満の方は入っておいて損はないと思う。
先進医療とは
「先進医療とは」で検索してみると、特定の医療機関などで研究・開発された難病などの新しい治療法。ある程度実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。 先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術など。と、なっています。ということは、現段階で公的医療保険の対象にはなっていない治療法ということで、高額な実費がかかることになります。小児腫瘍に関しては保険適用は2016年から開始されたようですね。
以前は先進医療として扱われていたが保険適用になった「白内障の治療の多焦点眼内レンズを用いた水晶体の再建術」のような例もあるので事前に確認してみることが必要です。オイラが受けた「陽子線治療」や「重粒子線治療」は結構高額な部類のようです。西部医療センターでは2013年から陽子線治療を行っています。