音楽教室から吹き出したこのジャスラックの問題は訴訟に発展し、長い間かかってようやく最高裁判決までたどり着いたが、その判決は生徒は払わなくて良いが講師は支払い義務あり。って結構いい加減なもの。講師が払う著作権料だって元は生徒が払っているのに。
講師が1回演奏する度に著作権料が発生するわけだがどのように実証するのかな?と思っていたら、色々な基準を定めていたようで、産経新聞やジャスラックなどでいろんな記事が見つかった。
ジャスラックへ支払うべき著作権料はJASRACのホームページ「音楽教室での演奏と音楽著作権について」というページを下にスクロールすると写真の[手続きの詳細はこちら]ボタンが出てくるのでそこから61ページものPDFファイルがダウンロードされるが、資料として保存する場合は別としてアクロバットリーダーで開くには時間がかかるし下層のページを探すには忍耐が必要だ。
そこで、このページに掲載するためにPDFの内容の一部「音楽教室における演奏等」の全ページと「カラオケ施設における演奏等」「カルチャーセンターにおける演奏等」をWordで作って画像ファイルにしてみました。
JASRACのPDFから音楽教室での著作権料を抜粋
内容についてはジャスラックのPDFで必ず確認して下さい。
以下はカラオケ教室・カルチャーセンターでの演奏
これはカラオケ施設(PDF21ページ)とカルチャーセンター(PDF32ページ)のジャスラック料金表の最初のページをWord文書化してみたもの。みなさん、ざっと目を通して理解できますか?
いちいち今日はあの曲とこの曲を演奏・再生したから著作権料は○○円なんて計算やってる暇なんかあるとお思いか?時間を持て余しているジャスラックの役員ぐらいなものでしょう。上記のようなややこしすぎる料金算定基準を普通に商業活動をしている人が算定できると思っているんでしょうかねぇ。あんな文書を作っている暇があったらアルゴリズムを組み込んだ計算明細アプリをオンラインで利用できるようにするぐらい整備したらどれだけ社会貢献ができることか。数学者に協力を要請すれば喜んでやってくれると思いますけど、いかが?
施設では有線放送を利用したりオンライン配信を利用することで利用料金の一部に含まれるが、音楽教室で先生が演奏するのはそんなわけにはいかない。音楽教室での著作権の例外をよしとするアーチストが大多数を占めると思われるので、アーチスト毎にこの人の曲は著作権フリーですよみたいに振り分けることもできると思いますがねぇ。
このあたりをを冷静に判断できる民間団体を新たに作って個々のアーチストから同意をもらった曲を公表し、教育や周知の利用には著作権料金はかからないようにするべきだと思いますが。
ついでに
「ジャスラック 音楽教室 著作権料」でGoogle検索すると
GoogleのAIがこんな結果を排出した。
Search Labs | AI による概要
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、音楽教室がJASRACの楽曲を利用する場合、講座の受講料金総額の2.5%を使用料として徴収する方針を表明していました。これは、教師の演奏、生徒の演奏、録音物の演奏のすべての利用が含まれる料率でした。
しかし、2022年10月24日に最高裁は、JASRACの上告を退ける判決を言い渡し、生徒の演奏にはJASRACは使用料を徴収できないと結論づけました。最高裁は「演奏権(著作権の一領域です)の支払い義務があるのは、教師のみで生徒には無い」と判断しました。
- 著作権の捉え方が変わった現在、今ある法律を元に裁判官に判断を求めることは、労力、コストがかかるのに得るものが少ないという事実です。
- 争点があるのであれば、「新しいルールをどうつくるか」について、法律の専門家も入れて考えていくべき時代だと思います。
生成 AI は試験運用中です。
以上、2024年12月15日にAIがはじき出した文章
赤マーカー部分に受講料金総額の2.5%、とある。黄色マーカーは「JASRACの楽曲」となっているがこれは「JASRACが管理する楽曲」でないとおかしいのではないかと思える。まぁ、AIは常に変化していくもの、間違いも徐々に修正されていくのだろうからしゃーない。
ちなみに2025年1月3日に再検索してみたら、内容はずいぶん修正されているようだが「JASRACの楽曲」という部分はそのままだ。?